中~高度の急性中耳炎や治りにくい滲出性中耳炎に対して、以前から「鼓膜切開」という処置が行われてきました。この治療によって、鼓膜の奥(中耳)に貯まっている膿や滲出液を出す事が出来ます。
液が抜けた後もしばらく中耳粘膜のむくみは残りますから、一定期間穴が開いていた方が治りが良いです。一般的な鼓膜切開では、平均4日程で穴は閉じてしまいます。

当院では、炭酸ガスレーザーによる鼓膜切開装置「OtoLAM(オトラム)」を導入しております。これは世界最大の医療用レーザーメーカー「ルミナス社」が製造した最先端のレーザー治療機器で、200ミクロンという非常に細いレーザー光をコンピュータ制御で精密に超高速でスキャンし、鼓膜に瞬間的に穴を開ける事が出来ます。
出血もほとんどなく、穴が空く瞬間「ポンッ」と音がしますが、痛みはほとんどありません(麻酔は念の為併用しますが)。
開けた穴は平均して8日位残りますので、通常の鼓膜切開に比べ長持ちし、中耳炎の治療期間と抗生物質の使用期間を短くする事が出来ます。
患者さん、特に小さなお子さんにとって、負担の少ない割に効果の高い、メリットの大きな治療手段です.

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